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インプラントとは?
一般的に「インプラント」とは、体内に埋め込む医療機器・材料の総称です。
歯科治療におけるインプラントとは、歯を失った部分の顎の骨にチタン製の人工歯根(インプラント)を埋入し、そこにセラミックなどの人工歯を被せる治療のことを指します。従来は歯を失った際に、入れ歯やブリッジという治療方法がよく用いられていましたが、昨今では天然の歯のような咬み心地や審美的な優位性からインプラントを選択される患者さまが多くなってきています。
当院では、治療に入る前に不安や疑問をお伺いし、丁寧にインプラント治療について説明させていただきます。ご納得の上、安心して治療を受けられるよう体制を整えております。
このような方におすすめ
- 取り外す入れ歯が嫌な方
- 入れ歯が合わない方
- 入れ歯で発音しにくい方
- バネがかかっている歯が揺れている方
- 口臭が気になる方
- 昔食べられていたものが噛めない方
- 左右片方でしかものが噛めない方
- 自分の歯のように食事したい方
- 自分の歯のように見た目をきれいにしたい方
- 長持ちする治療を希望の方
- 顔が年老いて見える方
- 思いっきり笑ったり、歯を見せて話ができない方
- 健康な歯は、これからもできる限り残したい方
- 旅行やスポーツを積極的に楽しみたい方
―1つでも当てはまる方は、お気軽にご相談ください。
インプラントのメリット・デメリット
メリット ◯
- 安定したかみ合わせを保つことが可能
- 失った歯の数が多くても、かみ合せの力が回復します
- 自分の歯のように見た目がきれいにできる点
- 適切なケアにより数十年保つことも可能です
デメリット ×
- ある程度、治療期間が長期である点(術式、症状により短期も可能となりました)
- 状態によっては手術をできず、インプラントを適用できない場合がある点
- 1本単位の価格なので、比較的費用が高額になってしまう点
- 来院した上での定期メンテナンスが必要な点
他の治療法との比較
インプラント | 入れ歯 | ブリッジ | |
---|---|---|---|
審美性 | ◎ | △ | ○ |
噛む力 | ◎ | △ | ○ |
口内衛生 | 優れる(手入れ要) | 不衛生になりやすい | 不衛生になりやすい |
耐久性 | 優れる(手入れ要) | 合わなくなる事が多い | 両隣の歯に負担 |
健康な歯を削る | なし | なし | 両隣の歯を削る |
違和感 | なし | 有り | 少ない |
顎骨がやせる | なし | やせる | やせる事がある |
手術 | 有り (抜歯程度) | なし | なし |
診療形態 | 自由診療 | 保険診療 見映えの良いものは、自由診療 |
保険診療 見映えの良いものは、自由診療 |
治療期間 | 通常6~24週間程度 | 2週間-2ヵ月 | 2-3週間 |
当院が選ばれる理由
貴方のために最大限の努力をします!
最適なインプラントを!
10種類以上のなかから最適な治療をご提案します。
痛くない!無痛インプラント!
最新の安全な麻酔システムで寝ている間にオペが終わります。
明瞭な費用
追加の手術が発生した場合も費用はそのまま。
担当医制
当院では担当ドクター制です。
最後まで責任をもって診させていただきます。
安心の設備・院内技工室
院内ラボ併設なので、ジルコニア・セラミックで美しく
機能的な人工の歯を素早く作成いたします。
インプラント10年保証で
あなたに安心を
インプラント10年保証について
インプラント10年保証とは、その名前の通り、インプラント治療を行ってから10年間保証するものですが、この保証が適応できる医療機関は、治療に関わる年数、件数、実績または所属学会など90以上におよぶ審査項目によって、一定水準以上のインプラント治療を遂行する能力を有することを保証機関から実証された歯科医療機関のことをいいます。
保証内容について
インプラント体埋入手術後10年間に、万が一再治療必要になった場合、
インプラント保証規約に基づきガイドデント認定歯科医師が責任を持って再治療を行います。
下記のような場合、保証書記載の保証限度額を上限に無償で再治療を受けることができます。
- 所定の定期メインテナンスを実施し、口腔内において正常に機能していた状態で保証部位が脱落または破折したとき
- 偶然な事故により保証部位が脱落または破折したとき
インプラント10年保証 保証限度額について
保証限度額 | |
---|---|
上部構造 | 100,000円まで |
インプラント体 | 200,000円まで |
※再治療にかかる費用が、保証限度額を超えた場合には、自己負担頂く場合がございます。
※インプラントを埋め入れた日から保証がスタートします。
※保証限度額に到達するまで繰り返し保証します。
※この保証は役務保証。金銭保証ではありません。
インプラント10年保証 保証条件
保証経過年数 | メインテナンス回数(最低履行回数) |
---|---|
1年目から2年目までの2年間 | 1年間に2回以上 |
3年目から10年目までの8年間 | 1年間に1回以上 |
ご留意点
-
-
- 口腔内の状態により受診頻度が高くなることがあります。担当医の指示に従ってください。
- 定期メインテナンスの費用は保証に含まれません。患者様のご負担となります。
-
保証対象外のケース
被保証者が保証期間中に次のいずれかに該当したとき。
※被保証者とは、保証規約に基づくインプラント保証の対象者で、保証登録後、保証書に記載された患者さまをいいます。
- 指定された定期メンテナンスを受診していない場合
- 故意または重大な過失
- インプラント&上部構造の瑕疵(かし)を原因とした身体障害(病気または傷害)
- 審美的要素、経年劣化による摩耗、コンタクトロス
- ガイドデント認定歯科医療機関以外で受けたインプラント手術
- 地震・噴火・洪水・台風などの災害
インプラント治療費
インプラント治療費 | |
---|---|
インプラント治療(1本) | 407,660円 |
※インプラント上部構造(ネジ+アバットメント+被せ物)+埋入の金額となります。
ケース別の治療方法
1本の歯を失った場合
最も一般的なインプラント方法で、失った部分に1本だけ埋入します。ブリッジのように両サイドの歯を削らずに済む点がメリットといえます。
また、噛む際に歯ぐきにいい刺激が加わるので、顎の健康を保てます。
奥歯を含めて複数の歯を失った場合
数本の歯を失った場合や歯のない部分が広い場合、部分入れ歯を用いるのが通常でした。しかし取り外し式の部分入れ歯は、残りの歯と、歯のない歯ぐきで支えなければならず、負担がありました。
インプラント治療の場合、インプラントを支えとした固定式ブリッジなので安定します。
全ての歯を失った場合
入れ歯は通常、歯のない歯ぐきで支えざるを得ませんでした。
しかしインプラント治療の場合は、インプラントのヘッド部をバータイプの連結させたうえで、入れ歯を固定する事ができる為、食事や会話時に入れ歯がずれてしまうようなことがありません。最近はインプラントとマグネット(磁石)を組み合わせた方法が注目されています。
術式のご紹介
GBR(骨再生誘導法)
骨の量が足りない場合に、骨を足す(骨造成する)ことでインプラント治療を可能にする方法です。
スプリットクレスト
骨の高さはあるが幅が足りない場合に、隙間を押し広げながらインプラントを埋め込む方法です。
ソケットリフト
上顎の奥の骨が薄い時に、鼻の空洞の中を押し上げ、そこに骨を追加してインプラントを同時に埋め込む方法です。
インプラントを埋める部分から押し上げるので、傷口が小さくて済む点がメリットです。
サイナスリフト
上顎の奥の骨が極度に薄い(5mm未満)時に、口の中から鼻の空洞に穴を開け、骨を足し(骨造成)、そのあとにインプラントを埋め込む方法です。
ソケットリフトとの違いは上の顎の奥の骨の厚さに依存します。
無切開手術(フラップレス)術式
切開・剥離・縫合を省いた術式です。手術時間が短縮され、出血もほとんどないため術後の腫れや痛みも大幅に軽減できる点がメリットです。
All-on-4(1dayインプラント)
4本のインプラントで12本の歯を支える新しい治療法で、顎の骨が無くてもインプラントを埋入した日に全部の歯が装着できる最新のインプラント治療です。
抜歯即時インプラント
歯を抜くと同時に、その穴にインプラントを埋入する方法です。 手術が1回で済むことでの短期化、切開が不要なことで腫れにくく、痛みが少ないなどのメリットがあります。
ピックアップしたい術式
All-on-4(1dayインプラント)
All-on-4(オールオンフォー)は、4本のインプラントで12本の歯を支える新しい治療法で、顎の骨が無くてもインプラントを埋入した日に全部の歯が装着できる最新のインプラント治療です。
従来のような、大がかりな骨移植やサイナスリフトを必要とせず、インプラントをすぐに機能させる画期的な術式です。特に総入れ歯の方に好評をいただいています。ちなみに6本使用する場合にはAll-on-6(オールオンシックス)と呼びます。 現在、オールオン4を実施できる医療機関は極めて限られています。
また、日本人の場合、骨が弱かったり骨の量が少なかったりする場合が多いため上顎(あご)への適用は難しいとされています。最近では、CTデータ解析によるコンピュータ支援手術により、この最新術式のオールオン4を上顎に対しても安全に行えるようになっています。
All-on-4(1dayインプラント)のメリット
- 少ない本数で済むので費用の負担を軽減できる
- 当日から自分の歯のように食事をし、味わうことができる
- 固定されているため、安心して会話ができる
- 治療回数、治療期間が短くて済む
All-on-4(1dayインプラント)の治療の流れ
- STEP1 術前
診断の上で、レントゲン写真、CT撮影をし、治療計画を立てます。
その後、かみ合わせを確認し、仮歯の作成を開始します。
※状況により、術前の処置が必要となる場合があります。 - STEP2 当日(インプラント埋入)
麻酔をして、あごの骨にインプラントを埋め込みます。
インプラントを埋め込んだ直後は、しばらくお休みいただきます。 - STEP3 当日(仮歯の装着)
インプラントを埋め込んで数時間経ったら、仮歯を装着します。
※お口の状態により、仮歯の装着が翌日以降になる場合もございます。 - STEP4 半年後
インプラントの埋め込みから半年程度経過したら、ブリッジと交換します。
審美性も高く、十分に丈夫なので、ご自身の歯の様にかめるようになります。
抜歯即時インプラント
日帰り治療 ~抜歯と同時にインプラント、その日に噛める抜歯即時埋入法~
「今までの」インプラントの治療法ではインプラント手術を行った後(抜歯後)3~6ヶ月の治癒期間を置かなければならず、その後インプラントを植えて噛めるようになるまで2ヶ月ですから、治療期間は最低5ヶ月かかることになります。
その間の患者様の身体的、精神的負担は大きなものでした。 抜歯即時インプラントができれば、抜歯と同時にインプラントを埋め込みますので、歯がない期間がありません。
また、インプラントが骨と結合するまでの期間は仮歯を使う事ができます。そのため、今までのインプラント治療であったような患者様の負担をなくし、手術をしたその日から仮歯で、噛めるようになるのです。
抜歯即日インプラントは、数年前までは、難しいテクニックとされてきましたが、今では大変多くの研究と技術開発がなされ、信頼のおける治療方法になりました。
抜歯即時インプラントのメリット
- 切開しなくても済む
抜歯した後の穴にインプラントを埋め込むため、切開せずに治療可能です。 - 治療期間が短くて済む
抜歯後すぐに埋入するため、最短4回の来院で済むことから約1年かかっていたインプラント治療が、約4ヶ月程度で終えられます。 - 痛み・腫れが少なくて済む
切開せずに済むので腫れにくく、抜歯だけの場合と痛みがほとんど変わりません。 - 通常2回行う切開が、1回で済む
従来は、抜歯して傷口が治ったら処置をするために新たに切開をしていましたが、抜歯とインプラント埋入が1度に行われるため、外科処置が1回減らせます。 - 審美的に優れている
抜歯即時埋入をすることで、歯肉が弱らずに済むので、審美的にきれいな歯が入ります。
抜歯即時インプラントのデメリット
- 骨の状態によってはインプラントを埋入・固定することが難しい場合があります。
- 歯ぎしりなどの影響を受けやすいです。
- 固定されているため、安心して会話ができる
- 手術を追加で行う必要がある場合があります。
抜歯即時インプラントの治療の流れ
- 1回目 診断・レントゲン
インプラントを埋め込む箇所や、口腔内の骨の状態、歯肉の状態、噛み合わせの診察を行います。
レントゲン撮影、口腔内写真撮影、歯型や噛み合わせの採得等を行い、口腔内全体での治療計画を立て、十分に患者様と話し合います。 - 2回目 抜歯・インプラント埋入・仮歯
原因の歯を抜歯し、即日でその空いた部分にインプラントを埋入します。その後、審美性に影響が無いように仮歯を装着します。 - 3回目 型とり
歯グキが安定したのを確認した後、人工歯(かぶせ物)を作製するために印象採得(型とり) します。 - 4回目 装着
アバットメント(土台)をたてて、人工歯(かぶせ物)を装着します。
かぶせ物には様々な種類の素材があり、銀歯、金歯、自然なセラミック、最近ではジルコニアまでございます。ご希望に合わせてお選びいただいております。
インプラントの治療の流れ
1初診・相談
まずは患者様に来院いただき、当院でのインプラント治療についての概要につき、ご説明いたします。
簡単な口腔内診査、レントゲン検査、歯型模型採取、手術についての説明、費用についての説明、手術後についての説明等、可能であれば、初診時に行います。
2精密検査
確実な治療を行うために、口腔内の状態、顎骨の状態等につき詳しく検査します。
顎骨の状態によって、どうしても必要な場合は、近隣の病院に依頼して、CT撮影を行い、正確な顎骨の状態を把握します。全身状態の把握も重要で、これも必要な場合は、他科の受診、主治医があれば情報提供をお願いしています。
3診断・治療計画の説明
検査の結果に基づいて、最適な治療計画を立てます。
どの部位に、どんな長さ、どんな種類のインプラント体を埋入するかなどを考えます。必要に応じて、種々の手術法を駆使して成功へとつなげます。
4前処置
手術を行う以前に、口腔内を清潔に保つための歯石除去、清掃、ブラッシング指導を行ったり、必要なら虫歯の治療も先に行います。
歯が失われてっしまった口腔内は、咬み合せが不良になっていることも多く、全体の咬み合せの状態を改善しておく場合もあります。
5手術
基本的には、当院にて、局所麻酔(普通の歯の治療の時に行う麻酔)で行います。症例に応じて、種々の手術技法を駆使します。例えば少量の骨移植、あるいは顎骨の幅が不足の場合は骨を割って、骨幅を広げる方法等々、必要に応じて用います。
そのほとんどを、自院にて、局所麻酔下で行いますが、病院の手術室で行うべき骨造成が必要な場合は、しかるべき病院に依頼します。
6治癒期間
手術をしてから、インプラント体が顎骨に十分生着するまで、術前処置を継続しながら待ちます。
以前は上部構造(咬む歯の部分)を作るまでに、3~6か月待ってからとされていましたが、インプラント体の改善、多くの症例の検証から、もう少し早期に、場合によっては手術後、即時に上部構造(咬む歯の部分)作製することも可能となってきました。
7上部構造
インプラント体が顎骨にしっかり生着したら、型取りをして、実際に咬む歯の部分を作製します。
長期にわたって良好に機能させるために、精密な型取り、咬合状態の記録、精密に仕上がっているかどうかの試適などを行います。
8メンテナンス
上部構造を装着したら治療は終了ではありません。実はこれからが長く、大変は道のりなのです。
インプラントは永久に悪くならないものではありません。天然の歯が歯周病にかかるように、清掃状態が悪ければ、インプラント周囲炎といって、歯周病のような状態に陥ります。これを防ぐために、常に点検、清掃を行っていかなければなりません。
当院では基本的に1~3か月に1度来院していただき、状態のチェック、清掃を行っています。